ハムストリングスの肉離れ
最近、Jリーグでも肉離れは多いですね😳
肉離れは、再発する可能性が高いので、しっかりと治したいですね!
今回は、ハムストリングスの肉離れの
危険因子
評価方法
治療方法
について書いていきます !
ハムストリングスの肉離れは
全力疾走中に
足を前に降り出した時や
足を地面についた状態から後方に蹴り出すときにハムストリングスの遠心性収縮により
肉離れが発生しやすいと言われています!
地面から後方に蹴り出すときの写真です!
また、骨盤前傾によりさらにハムストリングスの伸張ストレスが加わります!!!
危険因子として
①筋の柔軟性の低下
②姿勢不良
③屈筋と伸筋の不均等
④損傷の既往歴
その他は、
筋疲労、不十分なウォーミングアップ、
などが考えられています。
①柔軟性の低下
ハムストリングスの柔軟性の低下
⬇︎
股関節屈曲の可動域低下
⬇︎
ハムストリングスの伸張ストレス
このような流れで、肉離れを起こしやすいと考えられます。
しかし、実際に研究では
柔軟性の低下が肉離れの危険因子でないことが、示唆されているそうです。
②姿勢不良
骨盤の前傾、体幹の前傾が強いと、
ハムストリングスに伸張ストレスが加わります。
大腿四頭筋(もも前の筋肉)とハムストリングス(もも裏)の筋力のバランスが悪くなると、肉離れを起こしやすいです。
④既往歴
過去に肉離れをしていると、筋肉内に瘢痕組織が形成され、ハムストリングスの伸張性が低下するとリスクが高まります。
同じシーズン中に、肉離れを起こす確率は13%もあるそうです。
ハムストリングスの 肉離れの評価
肉離れのステージ
簡単にまとめると
I度
歩行可能
復帰まで約2週間
II度
ランニング困難、陥凹がある
復帰まで約6週間
III度
陥凹があり、歩行困難
復帰まで 数ヶ月
簡易的な見方としては
•歩行困難
•触診をして圧痛、断裂部に陥凹(凹み)がある
•SLRを評価して、伸張痛が強くある
これらが当てはまる場合はII度かIII度の疑います。
II度、III度の疑いがある場合は、MRIなどを推薦します。
ハムストリングス肉離れの
急性期
受傷後24~48時間は、RICE 処置!!!!
亜急性期(受傷後2-3日)
亜急性期では、患部はRICE処置を続けながら、他の部位、股関節、体幹からコントロールする。
例えば、腸腰筋の固さにより、骨盤前傾が強ければ、腸腰筋のストレッチはなど
SLRで痛みがなくなれば、徐々にストレッチを開始していきます。
また日常生活で
立った状態でズボン、靴下を履く動作、
が出来ればハムストリングのストレッチを開始しても⭕️です!
筋力強化は
等尺性収縮から始め、求心性収縮、遠心性収縮を徐々に負荷を強めていきます。
等尺性収縮(SLR)
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求心性収縮(レッグカール)
⬇︎
遠心性収縮(ブリッジ)
⬇︎
荷重位での、スクワット
⬇︎
ランニング、ジャンプ
など段階的にリハビリを行なっていき、スポーツ復帰を、目指していきます!
今回は、肉離れにについて書いていきました!
一度肉離れを起こしてしまうと、再発のリスクが高いので気をつけたいですね。
最後にサッカー選手は
肉離れやその他の、怪我に対して、下肢のストレッチや筋力をトレーニングしがちですが、
僕は怪我の予防には脊柱が非常に重要だと考えています。
その脊柱がなぜ重要なのかを
次回更新したいとおもいます😁
以上いーちゃんPTでした!!!
膝蓋腱炎は骨盤の傾きと関係する!
前回は、中澤佑二選手の膝のテーピングについてお話しました!
しかし、膝蓋腱炎(膝の痛み)をとるには、
膝にテーピングするだけではなく、
なぜ、膝に痛みが出たのかを考えなくてはなりません。
ということで、
今回は、膝蓋腱炎を骨盤から考えます。
骨盤は体の中心に位置するので、
非常に重要です!!
①骨盤の傾き
骨盤の傾きは大きく分けると
2つのタイプがあります。
骨盤前傾タイプ
喜田選手は骨盤が前に倒れていて
(イメージ的には反り腰?)
重心が前にあります。
ハムストリングス優位
に使います。
骨盤後傾タイプ
パクジョンス選手は骨盤が後ろに倒れていて、
(イメージ的には猫背?)
重心が後ろにあります。
大腿四頭筋を優位に使います。
この重心がポイントです!!!
みなさんもう、気づきましたか???
前回のブログでは
膝蓋腱炎は、
大腿直筋の使いすぎです!
とお伝えしました!
骨盤後傾→重心後ろ→大腿直筋優位に働く
その結果、膝蓋腱炎につながりやすいです(°_°)
DF は中腰姿勢で構えることが多い。
また、競合いのジャンプでも膝に負担もかかる。
そのため、大腿直筋に負担がかかりやすいといえます。
ちなみに、栗原選手は、
骨盤前傾→重心が前→ハムストリングス優位
に使いやすいです!
そして、この前
ハムストリングスの肉離れ
をしましたね😢😢
まとめると
膝蓋腱炎(膝の怪我)は、
骨盤の傾きもみる必要があります!!!
以上いーちゃんPTでした😃
中澤佑二選手のテーピングについて
最近、偉大な記録を更新した中澤選手!
なんと
140試合連続フル出場😳😳😳
(2013年7月6日の大分トリニータ戦から
連続フル出場の過程で、イエローカードは2枚しかもらっていないらしい。)
さらに、食生活や睡眠にもストイックで自己管理が徹底されてるらしい。
本当にリスペクトっす。。。
まだまだ、いろんな伝説がありますが、
こんなところにしておいて、、、
今回は中澤選手のテーピングの巻き方から、
どこが痛いのか?を予測します!
どこが痛いのか?
おそらく、、、
膝蓋腱炎(ジャンパーズニー)
あたりなのではないでしょうか!!!!
膝蓋腱炎とは?
めちゃくちゃ簡単に説明すると
大腿直筋(ももまえの筋肉)
の使いすぎです!
オスグッドもそうです!
オスグッド=成長期
ジャンパーズニー=成長期の後
イメージ的にはこんな感じです!
特にディフェンスは、
競合いでのジャンプなど膝を曲げる動きが多いので、負担がかかりやすいです。
テーピングの巻き方
赤い線を見ると、U時に巻いているテープがあります。
これは、お皿を上方向に誘導しています。
お皿を上方向に誘導すると、、
大腿直筋が働きやすくなります!
大腿直筋の遠心性収縮を考えると、
お皿は上方へ移動する。
それの手伝いをしているのが、このテープであり、
このテープを選択する場合は、あくまでも制動ではなく、
誘導テープなのではないかと思います。
結果、中澤佑二選手の膝の痛みは、
おそらく軽度であり、
膝蓋腱炎というより、
予防のためのテーピングで
大腿直筋のサポート
くらいをイメージしてテーピングをしているのではないでしょうか?!
(あくまでも予測です)
余談ですが、
マリノスのトレーナーさんは、なんのテーピングを使ってるんだろう?
テーピングの貼り方もきれいだし、剥がれにくそう。さすがはマリノストレーナー。
知ってる人いたら教えてください!笑
ただ、
開幕戦から、ずっとテーピングを巻いているということは
根本的には治っていないということですよね?
その根本的な原因を見つけるのが、
我々理学療法士の得意分野です。
次回は、その辺を絡めて、ブログを更新しようと思います😁
以上、いーちゃんPTでした!!!